MYOFASCIAL PAINTREATMENTMFPT)研究会のご案内

 

MFPT研究会は平成194月に発足した、良性の筋・筋膜性疼痛症候群に対する徒手的な理学的治療に関する知識・技術を学び、研究していく組織です。

  

現在では非常に多くの痛みに対する徒手的な治療法が存在しています。また、それぞれの講習会なども非常に活発に開催されていることは周知のとおりです。

 

その中でも、良性の筋・筋膜性疼痛に対する徒手療法としては「マイオセラピー」という名前の治療法が行われてきましたが、今では違った治療理論・体系となり、筋膜や骨格筋の疼痛に対する治療という概念は薄れてしまった印象を受けます。

 

しかしながら日常診療で頻繁に対応する「痛み」の問題は、筋肉や筋膜などの軟部組織に由来すると思われる痛みが非常に多く存在すると実感します。そしてその痛みに対する治療を継続していくことで、多くの成果を実感してきました。

 

私たち理学療法士や作業療法士は、全身の筋肉の問題に関しては他のどの医療職よりも詳しい知識を持っている職種であるはずです。

 

そこで、多くの対象者が訴える頑固な「筋と筋膜の痛み」の問題について、われわれの力で少しでも何とかできるのではないか、という思いからこの研究会を立ち上げました。

 

治療理論は「マイオセラピー」を基礎としつつも、さらに効果的な徒手的な治療技術体系を再度構築していくこと、時間的な制約が多い日常診療でも確実に効果を出せる技術を全会員が施行できるようになることを目標としています。

 

同時に、単なる徒手的技術の習得のための研究だけではなく、最新の痛みの研究の基礎から慢性痛症の病態、さらには効果のない鎮痛を継続することによって引き起こされる医療費の浪費などの社会的問題までを広く考えていけるような研究会に発展していけばと考えています。

 

代表:小澤 明人  副代表:濱本 学

 

 

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